人気記事ランキング1位:伊達直人タイガーマスク運動あしながおじさん児童養護施設里親

Sou-Kei toshi

2014年04月06日 12:53


琵琶湖の畔、ひこにゃんが住む町(滋賀県彦根市)在住
の 経営コンサルタントキャリア・コンサルタント
2級キャリア・コンサルティング技能士)です。

医療・介護・福祉分野に強い関心を持っています。

拝 啓

伊達直人 様 並びに、同志の皆々様

滋賀県庁のホームページによると、
現在滋賀県下の児童福祉施設は以下の様になります。

ホーム > 子ども家庭相談センター > 児童相談について > 児童福祉施設一覧

http://www.pref.shiga.jp/e/jido/shisetsu.html

         更新日:2010年3月30日

児童福祉施設一覧

滋賀県内の児童福祉施設

* 小鳩乳児院  〒520-0027
大津市錦織一丁目14-25 電話:077-522-2785
http://kobatokai.or.jp/

* 小鳩の家    〒520-0027
大津市錦織一丁目14-25  電話:077-522-2785
http://kobatokai.or.jp/

* 湘南学園    〒520-0862
大津市平津二丁目4-9    電話:077-537-0046
http://shonanhouse.com/yougo/

* 守山学園    〒524-0004
守山市笠原町1257-1     電話:077-582-2887
http://www.usennet.ne.jp/~m-gakuen/

* 鹿深の家    〒520-3402
甲賀市甲賀町小佐治3571 電話:0748-88-2015

* 滋賀県立淡海学園    〒528-0235
甲賀市土山町大野283-20 電話:0748-67-0149
http://www.pref.shiga.jp/e/tankai/index.html

* さざなみ学園 〒522-0004
彦根市鳥居本町1586    電話:0749-22-2523
http://www.geocities.co.jp/NeverLand/8448/sisetu/sazanami.htm

* 滋賀県立近江学園    〒520-3111
甲賀市石部町東寺1055-2 電話:0748-77-2811
http://www.pref.shiga.jp/e/omigakuen/index.html

* 滋賀県立信楽学園    〒529-1812
甲賀市信楽町神山470   電話:0748-82-0051
http://www17.ocn.ne.jp/~s-gakuen/

* びわこ学園医療福祉センター草津  〒525-0072
草津市笠山八丁目3-113  電話:077-566-0701
http://www.biwakogakuen.or.jp/index.php?id=62

* びわこ学園医療福祉センター野洲  〒520-2321
野洲市北桜978-2       電話:077-587-1144
http://www.biwakogakuen.or.jp/index.php?id=63

* 紫香楽病院  〒529-1803
甲賀市信楽町牧997     電話:0748-83-0101
http://www.hosp.go.jp/~sigaraki/

* やまびこ園   〒520-0802
大津市馬場二丁目13-50
大津市立やまびこ総合支援センター内 電話:077-527-0467
http://www.city.otsu.shiga.jp/www/contents/1250484004977/index.html

* 滋賀県立小児保健医療センター療育部  〒524-0022
守山市守山五丁目6-15  電話:077-583-2125
http://www.mccs.jp/

* 小児保健医療センター療育部は、
肢体不自由児通園施設も併設しています。

                            敬 具

※ホームページ等のアドレスは管理人による補足です。

まぁのつぶやき♪
http://mabuyaki.shiga-saku.net/

のまぁ♪さんの記事

自分に出来るタイガーマスク運動を考えてみるの巻
http://mabuyaki.shiga-saku.net/e560586.html

に刺激を受けて、追加させて頂きました。

※どういう訳だか、施設区分の名称を入れると、

   本文に登録できない単語が含まれています

と表示され、投稿できません。
これは、滋賀BLOG  滋賀の情報交差点
だけに見られる現象です。

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皆様へ

児童養護施設等にスポットが当たるのは、
とてもいい事かも知れません。

折角の機会です。
今、すべての児童が置かれている現状。
児童養護施設の存在・現状等
をより良く理解して頂ければ幸いです。

  * * * * * *

以前から、伊達直人を名乗らず、
児童養護施設等に寄付をされている方は
全国に沢山おられます。

  * * * * * *

児童にとって“家庭・家族”よりも
“安全・安心な場所”が、
児童養護施設にあるのかも知れません。

児童が本当に欲しいものは、

 とても柔らかいもの

     物ではない何か


かも知れません。

“あたたかい家庭・家族”であり、
それが、必ずしも“生みの親”とは
限らないのかも知れません。


  * * * * * *

自分ができること、
考える良い機会だと想います。

出来る範囲で構わないから。


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以下、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋

孤児院

http://ja.wikipedia.org/wiki/孤児院


孤児院(こじいん)とは、親や世話してくれる近親者のない子供、孤児を収容し、養護するための施設。

日本においては、かつては1929年(昭和4年)4月2日公布、1932年(昭和7年)1月1日施行の救護法第6条に「本法ニ於テ救護施設ト称スルハ養老院、孤児院其ノ他ノ本法ニ依ル救護ヲ目的トスル施設ヲ言フ」と法令で定められた用語であったが、救護法は1946年(昭和21年)10月1日に失効し、同様の施設については1948年(昭和23年)1月1日施行の児童福祉法によって「養護施設」、1998年(平成10年)4月1日施行の同法改正によって「児童養護施設」と改称されている。

したがって、2006年現在においては、日本国内における孤児を保護する施設について表す場合には1947年(昭和22年)以前について表記する場合に用いるか、慣用的に用いられる用語である。諸外国における孤児を保護する施設については2006年現在においても、慣用的に訳語として用いられる。

日本

日本においては、昔から寺社などに身寄りのない児童が引き取られていたが、明確に孤児を保護する施設として設立された最初期のものとして、1869年(明治2年)に松方正義によって日田県(大分県日田市)に設立された「日田養育館」[1]または、1887年(明治20年)に石井十次により設立された岡山孤児院が挙げられる。また、1890年(明治23年)に発生した経済恐慌から1893年(明治26年)頃までの間の不景気の間にも、資本主義社会の急速な発達と社会福祉制度の不備から貧困住民が増大し、孤児や捨て子が大量に発生し、これらを救済する民間の孤児院が設立された。その多くはキリスト教系団体によるものであった。

第二次世界大戦後の一時期には戦争で両親を亡くした戦災孤児、日本人を母に、アメリカ軍兵士を中心とした父との間に生まれ、両親から見捨てられた混血孤児(GIベビー)が多く発生した。戦災孤児らの保護活動で最も知られた施設として沢田美喜により設立されたエリザベス・サンダースホームが挙げられる。

1948年(昭和23年)以降の孤児を保護する施設については児童養護施設を参照のこと。

アメリカ

アメリカにおける最初の孤児院は、1740年にジョージ・ホイットフィールドにより設立されたペセスダ孤児院である。そのほかに著名な孤児院としては、,ネブラスカ州オマハのフラナガン神父の少年の町(Girls and Boys Town)がある。

近年では、孤児院という言葉にある差別的な語感から、英語表現としては "group home"が用いられることが多くなってきた。ただし、この表現は障害者の社会的自立のための共同住居、高齢者の共同生活住居などにも使われる。日本語では、「?寮」と訳されることもあるが、カタカナ表記でも使われる。

イギリス

イギリスにおける著名な孤児院としては1870年にトーマス・ジョン・バーナード(en:Thomas John Barnardo)によって設立されたバーナード・ホームがある。

イタリア

第二次世界大戦の後、両親を失った子供たちを収容したイタリアの孤児院で、子供たちの成長や発達の遅れ、罹病率、死亡率が高く、まれには社会適応の不良行為少年なども見られた。

そのため世界保健機関がジョン・ボウルビィらに調査研究をさせた結果、子供たちのこうした現象が、最も親密な人間との離別や、それに伴う、保護が十分でない施設での生活によるものではないかとして、「母性的養育の剥奪」という幼児、児童の教育、ケアについての問題提起が盛んに語られるようになった。

インド

インドで孤児を支援する団体で、日本人が関わっているものとしては、コルカタに孤児院を運営するドン・ボスコ希望の家、ヴィシャーカパトナムに孤児院を運営するエル・エンジェル国際ボランティア協会、そしてプネーに孤児院を運営する、母性的養育の剥奪への配慮を特色とするアシュレヤ・イニシアティブ・フォー・チルドレンなどが挙げられる。[1]

開発途上国

開発途上国、後発開発途上国における児童福祉制度の整備の遅れから、孤児の保護をする施設が不足、または存在しないという問題が発生している。これらの問題解決のため、日本からもボランティア団体、NPOによる支援が行われている。

孤児院をテーマにした作品

* 小説
o チャールズ・ディケンズ - 『オリバー・ツイスト』、『デイヴィッド・コパフィールド』
o L・M・モンゴメリ - 『赤毛のアン
o ジーン・ウェブスター - 『あしながおじさん
o ジョン・アーヴィング - 『サイダーハウス・ルール』

* ミュージカル
o アニー

* 漫画
o キャンディ・キャンディ
o 聖闘士星矢
o 明日のナージャ
o タイガーマスク
o あしたのジョー
o イナズマイレブン

* 映画
o 石井のおとうさんありがとう - 明治期に孤児院を創設し、3000人余の孤児を育てた石井十次の生涯を描く映画作品。

脚注

1. ^ 大分の歴史事典 - 日田養育館

石井のおとうさんありがとう



石井のおとうさんありがとう 石井十次の生涯

* 和田登/和田春奈
* 総和社

明治初期、孤児を救うために人生の全てをなげうったひとりの男がいた…。「日本の福祉のいちばん星」―石井十次の波乱の生涯を綴った感動の児童文学。

第1話 美しい夜明けの星(松ちゃんのナワ帯/ランプの下の迷い ほか)
第2話 愛のそよ風(定一という少年/おそい夜のお客 ほか)
第3話 ほのおが燃えた日(日本のミュラーになりたい/河原のみなし児たち ほか)
第4話 千代ちゃんの秘密(あっ、大地震だ!/菊ちゃんのおねしょ ほか)
第5話 お父さん、ありがとう(牛太郎という少年/一本のサツマイモ ほか)

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児童養護施設

http://ja.wikipedia.org/wiki/児童養護施設

児童養護施設(じどうようごしせつ)とは「保護者のない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うための施設である(児童福祉法第41条)。児童相談所長の判断に基づき、都道府県知事が入所措置を決定する児童福祉施設である。略して養護施設(ようごしせつ)とも称する。その名称から養護学校や障害者入所施設などと混同されやすいが、別のものである。

「環境上養護を要する」児童とは

* 父母が死別した児童
* 父母に遺棄された児童
* 家庭環境不良の児童(父母の行方不明、長期入院、拘禁、離婚、再婚、心身障害など)
* 保護者がいても児童虐待を受けている児童

以上のように、「保護者の健康上・経済上の理由などで監護を受けられない児童・保護者の元で生活させるのが不適当な状況にある」と児童相談所が判断した児童をいう。

施設の概要


入所対象は1歳以上18歳未満であり、場合によっては20歳まで延長できる。1歳未満の場合は乳児院への入所となる。

2005年(平成17年)の児童福祉法改正によって、安定した生活環境の確保などの理由で特に必要な場合は、乳児も入所させることもできるようになり、同じように乳児院では1歳以上の幼児を入所させることができるようになった。

厚生労働省「社会福祉施設等調査」では、2008年10月1日現在、児童養護施設は569施設、入所定員は33,994人、在所児(者)数は30,695人(在所率90.3%)である。施設では児童指導員や保育士等が働いており、職員数は14,892人。 厚生労働省「児童養護施設入所児童等調査」では、2008年2月1日現在、入所児童の平均年齢は10.6歳、平均入所期間は4.6年である。

また、

* ひとり親家庭の保護者がやむをえない理由(病気・負傷など)で児童を養育できなくなったとき「ショートステイ」
* ひとり親家庭の保護者が残業などで帰宅が恒常的に夜間にわたるとき、放課後に児童を通所させ、生活指導・夕食の提供などを行う「トワイライトケア」

などを行っている施設も増加傾向にある。

以前は「孤児院」と呼ばれていたが、現在はむしろ孤児は少なく、親はいるが養育不可能になったため預けられている場合が圧倒的に多い。中でも、虐待のため実の親から離れて生活をせざるを得なくなった児童の割合は年々増加している(2008年2月の調査では53.4%)。

歴史

* 593年に聖徳太子が悲田院を作った。
* 和気広虫(和気清麻呂の姉)が藤原仲麻呂の乱で生じた孤児83人を育児院で保護した。
* 江戸時代は養育館、遊児厰(ゆうじしょう)が作られた。
* 1879年(明治12年)には東京に福田会育児院が、1887年(明治20年)には石井十次によって岡山孤児院が作られた。
* 1947年の児童福祉法の制定(1948年施行)に伴い、孤児院という名称を養護施設に改称
* 1997年の児童福祉法の改正(1998年施行)に伴い、名称を児童養護施設に改称

施設の分類

  この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

児童養護施設はその形態で大きく分けて大舎制のもの、中舎制のもの、小舎制のもの、またグループホームがある。 各児童養護施設形態の内訳は、全国で大舎制が370施設(75.8%)を占め、次に小舎制が114施設(23.4%)、中舎制が95施設(19.5%)である。(平成19年度社会的養護施設に関する実態調査(厚生労働省))

* 大舎制

大舎制が最も一般的な施設形態であり、1舎につき20人以上の児童が住んでいる。特徴として、一つの大きな建物の中に必要な設備が配置されており、一般的には一部屋5人~8人,男女別・年齢別にいくつかの部屋がある形になっており、食事は大きな食堂で一緒に食べる。共同の設備、生活空間、プログラムのもとに運営されているため、管理しやすい反面、プライバシーが守られにくい、家庭的雰囲気が出しにくいなどの問題点を抱えている。

* 中舎制

中舎制は、1舎につき13人から19人の児童が住んでいる。特徴として、大きな建物の中を区切りながら、小さな生活集団の場を作り、それぞれに必要な設備を設けて生活している。

* 小舎制

小舎制は、1舎につき12人までの児童が住んでいる。特徴として、一つの施設の敷地内に独立した家屋がいくつかある場合と、大きな建物の中で、生活単位を小さく区切る場合があり、それぞれに必要な設備が設けられている。大舎制に比べると職員配置など難しい点もあるが、生活の単位が小集団であるために、より家庭的な雰囲気における生活体験を営むことができる。

* ユニットケア(小規模グループケア)

2004から制度化されたもので、原則として定員6名である。小舎制に含まれる。できる限り家庭的な環境の中で、職員との個別的な関係を重視したきめ細かなケアを提供していくものである。2009年度は全国で403箇所(1施設で複数設置を含む)

* グループホーム(地域小規模児童養護施設)

2000年から制度化されたもので、原則として定員6名である。本体の児童養護施設とは別の場所に、既存の住宅等を活用して行う。大舎制の施設では得ることの出来ない生活技術を身につけることができ、また家庭的な雰囲気における生活体験や地域社会との密接な関わりなど豊かな生活体験を営むことができる。2009年度は全国で190箇所(1施設で複数設置を含む)

社会的養護の他の施設等の類型 

児童養護施設は、社会的養護の施設等の中心的な類型である。社会的養護とは、児童福祉法に基づいて、保護者が養護できない児童を、社会の責任で公的に育てる仕組みであり、児童養護施設のほかに、乳児院、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設、自立援助ホーム(児童自立生活援助事業)、里親、ファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)がある。

問題点と課題

* 施設で働く職員(先生)は、子供達の幸せを願い、奉仕と教育の精神を持ってこの仕事を選択した保育士や児童指導員がほとんどだが、まれに倫理意識が欠けている関係者がおり、恩寵園事件は、児童養護施設における最も悪質な虐待事件として報道された。児童間でも、いじめが行なわれることがある。そのため、平成20年の児童福祉法改正で、被措置児童虐待の通報制度が設けられ、虐待を発見した者や、虐待を受けた児童は、児童相談所等に通報又は届出できることとなった。(児童福祉法第33条の12)
* 世間(被害者)への認知度が低い。一般社会において虐待を受けている幼児・子供が児童養護施設の存在を知り得るのは極めて稀である。そのため、被害者は『ひたすら虐待に耐える事』しかできないケースが多い。児童虐待の通報先である児童相談所は、全国共通0570-064-000の電話番号で、その地域の児童相談所に電話がつながる。

退所後の生活

1973年以降、特別育成費の支給によって入所児童の高校などへの進学が増え、厚生労働省の2008年調査では、施設入所者の中学卒業後の98.5%が高等学校等(専修学校、職業訓練施設も含む)に進学している。また、高校卒業者の18.2%が大学等(短大、専修学校、職業訓練施設も含む)に進学している。(日本全国は68.6%(平成21年学校基本調査(文部科学省))。

高校進学率は一般化し、大学進学率も年々高まっているが、大学進学は学費の面で厳しい場合も多い。高卒後の就職は、73.4%となっている。

児童養護施設入所経緯のある著者の実体験の小説

『本当にあった児童施設恋愛』(2005年)著者:中島省吾 中日出版社(愛知県郷土資料)

関連項目

* 里親 - 養子縁組 - 養孫縁組
* 虐待 - 児童虐待 - 身体的虐待 - 性的虐待 - 心理的虐待 - ネグレクト
* 少年保護手続 - 児童相談所
* 救貧院


里親

http://ja.wikipedia.org/wiki/里親

里親(さとおや)という名称自体は古く平安時代から存在し、第一義は「やしない親」「しとね親」である[1] 。

そこから派生して、通常の親権を有さずに児童を養育する者や、飼育放棄された動物の引き取り手を里親と呼び、最近では、環境保護目的で森林を買い取る者や、自発的に公園・道路の管理・清掃などをする者などを、「森林の里親」「公園・道路の里親」等と呼ぶ。

現在では、通常の親権を有さずに児童を養育する者は、個人間の同意の下で児童を養育する「私的里親」と、児童福祉法に定める里親制度の下で、国と地方自治体から児童を養育するに充分な養育費と里親手当てを受給して、児童相談所から委託された要保護児童を養育する「養育里親」「専門里親」などがある。また、児童養護施設などが独自に採用してる制度で、児童養護施設の収容児童を週末や夏季、年末年始のみ預かる者を、「週末里親」「季節里親」などと呼ぶ。

日本における里親慣習の歴史

社会慣習として育まれた制度

日本では里親は古くから存在し、その歴史は平安時代中期まで遡る。当時、貴族が村里に子女を預ける風習に由来するもので、里子は「村里に預けた子」を意味する言葉であった。

やがて、他人に預けて養育を託した子供のことを里子、里子を預かる者を里親と呼ぶようになり、武家や商家、農村など、社会のあらゆる階層に広まった。

養子縁組は、血縁関係とは無関係に親子関係を発生させる制度で、奈良時代に法制化されて以降、現代まで途絶えることなく明文化された法制度として存在する。氏姓制度や家父長制度の確立に伴い、養子縁組は家制度を維持するため、あるいは政治的意図の下に行われる性質のものであるため、強制力のある法として明文化する必要があった。

それに対し、里親を定義づける法律は制定されておらず[2]、里親は社会通念上の概念、もしくは社会慣習の一形態に過ぎない[3]。

里親慣習は、里親と里子の間に親子関係が発生しないこと、里子は家督や財産などの相続権を有さないことから、養子縁組のような明文化された法制度に比べて、より緩やかな社会慣習として市井の中で発展した制度といえる。

里親慣習の形態

里親慣習は、生みの親と里親の間の同意の下に行われる、契約型の慣習である。

この慣習が発生した平安時代は、里親は無料か極めて安価な養育料で里子を預かった。当時、身分の高い人の子を預かるのは名誉なことであり、里子が実家に帰った後も、里親は節句などの折に里子を訪問して貢物を献上するなど、里子との交流を生涯重んじ、成長した里子が里親のところに訪問するのを、ありがたいことと受け止めた。その名誉を前に、養育料は問題にならなかった。

やがて、生みの親が里親に金銭を渡し、子の養育を委託する形態が主流を占めるようになった。子が里子に出される理由は、母乳不足、迷信に基づく慣習、私生児の処置、母親の死亡、貧困による口減らしなどが挙げられる。金銭の受諾は、子を託す時に一度だけ行われる場合もあれば、月いくら、日当いくらというように、子が預けられている間、継続的に行われる場合もあった[4]。

また、漁農村では労働里子の慣習が見られ、里親は里子に衣食住を提供し、その代償として、里子は労働力を提供した。この慣習は、都市部の工商階級にも散見し、奉公人との区別がつきにくいが、奉公人は、雇用人が労働対価を支払う労働契約に基づく関係であるのに対し、里子の労働対価は「育てて貰う代償」に相殺された。

いずれの場合も、“多くの児童の奴隷化、労働力の搾取、あるいは児童虐待、虐殺、養育料搾取などの形をとるなど、まことに忌まわしい事実が、広義の里子として存在した”といわれ[5]、平安時代の貴族的因習とは掛け離れた慣習として広まり、定着していた実態が窺える。

 この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

脚注

1. ^ 三省堂『大辞林』による。
2. ^ 昭和23年に制定した児童福祉法で、主に戦争孤児の救済策として里親制度が制度化されたが、児童福祉法に定める里親制度によらない里親(いわゆる私的里親)も多数存在し、里親自体の法的定義はみとめられない。
3. ^ 児童福祉法に定める里親制度下の「養育里親」などは、里親の概念から派生した児童の社会的養護の一制度、その呼称に過ぎず、里親自体に法的定義を付与するものではない。
4. ^ 現在の児童福祉法に定める「養育里親」なども、里子を養育するに充分な養育費のほか、様々な名目の金銭が里親に支払われることから、この慣習に則った制度であるといえる。
5. ^ 日本児童福祉協会、三吉明編『里親制度の研究』より引用。

関連項目

* 縁組能力
* 猶子
* 養子縁組
* 養孫縁組

* 里親を扱ったドラマ
* (朝ドラ) >里親役 西田敏行、栄倉奈々。 里子役 森迫永依、他。(NHK)最初は試し行動が見られる。でも年上になると落ち着く。
* ぶどうの木 >里親役 仲村トオル、松下由樹。 里子役 末永遥、山下智久。(フジテレビ)最初は大人しいが成長してたたかれるとパニックを起こした。
* お母さん ごめんなさい わたし生きててもいい? >里親役 笑福亭鶴瓶、松下由樹。 里子役 山内菜々、福田沙紀、広末涼子。 最初は音場数が中学になり反抗的でメイクも口紅も言葉も乱暴になり叩かれ母親に包丁を持って反抗するが父親に諭される。
* お・ばんざい >里親役 斉藤由貴。 里子役 夏生さち。(TBS)きた時、物を落としたり反抗的だったが徐々になれてきて喋ったりする。

渡辺俊幸(音楽)/ドラマ30 お・ばんざい! オリジナル・サウンドトラック(CD)




あしながおじさん

http://ja.wikipedia.org/wiki/あしながおじさん

『あしながおじさん』(Daddy-Long-Legs)はアメリカの作家ジーン・ウェブスターが1912年に発表した小説・児童文学作品である。

概要

孤児院で育った少女ジュディが一人の資産家の目にとまり、毎月手紙を書くことを条件に大学進学のための奨学金を受ける物語であり、ジュディが援助者を「あしながおじさん」と呼び、日々の生活をつづった手紙自体が本作品の内容となっている。手紙中、ジュディ自身が書いたという設定で挿まれる絵もウェブスターの手による。

身寄りのない少女に進学のための援助を行なう「あしながおじさん」は、現代日本では広く学生への援助者の意味で用いられ、遺児奨学金のための原資拠出を行なう人を「あしながさん」と呼ぶあしなが育英会や交通遺児育英会等がある。アメリカをはじめとして数度映画化され、日本では1979年と1990年にテレビアニメ化された。原題の"Daddy-Long-Legs"とはクモに縁の近い小動物であるザトウムシのことで、作品中にもこの蜘蛛に似た虫が登場している。

ジュディは彼女の愛称であり、本名はジェリューシャ・アボット。

注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


あらすじ

ジョン・グリア孤児院のジュディは、ある日院長室に呼び出される途中、西陽によって正視を妨げられながら、廊下に落ちた長い長い“人影”を見ることになる。まるでそれはガガンボのようなとても足の長い虫さながらであった。

院長からジュディは、孤児院の評議員の一人に彼女の才能を見込まれて、毎月一回学業の様子を手紙で報告することを条件に、大学進学のための資金援助を匿名で与えられることになったと知らされる。さっき一瞬だけ見えた後ろ姿こそ、その評議員であることを知り、のちに彼女が彼を「あしながおじさん」と呼ぶきっかけとなる。

なお、ジュディが見込まれたのは、院の生活ぶりをシニカルに描いた作文であり、そのタイトルに「ブルーウェンズデイ(Blue Wednesday “憂鬱な水曜日”の意)」とつけたユーモアのセンスである。

大学では、彼女は孤児院で与えられた名前(ジェリューシャ)を嫌がって自らをジュディと呼び、同級生のサリー・マクブライトやジュリア・ペンデルトンとともに学生生活を送り、その詳細をあしながおじさんに手紙の形で送り続ける。 初めて孤児院の外で生活をすることになったジュディは、自分自身でお金を出して買い物をしたことや読んだ本のこと、出席したパーティのことといった体験をその都度自らの感性で手紙に書き記していく。長期休暇時の農園滞在、ニューヨーク訪問、サリーの兄のジミー・マクブライトやジュリアの親戚のジャービス・ペンデルトンといった男性との交友、自らの小説の商業出版といった経験の後、ジュディは大学を卒業する。

ジュディはこれまでも長期休暇期間に訪れていたロック・ウィロー農園で卒業後の生活を始め、作家を目指して小説を書き進めながら、あしながおじさんへの手紙を止めることなく書き続ける。 やがて、ジュディはジャービス・ペンデルトンからプロポーズを受けるが、孤児院出身であるという経歴を打ち明けることができず、彼を愛していながら拒絶してしまう。煩悶したジュディが自分の気持ちを手紙にしてあしながおじさんに送ると、会って話を聞くという返事が返ってくる。初めての対面に緊張しながらニューヨークに向かったジュディがあしながおじさんの部屋に通されると、そこにいたのはジャービス・ペンデルトンであった。ジャービスがあしながおじさんであったことを知らされたジュディはプロポーズの返事を「あしながおじさん」に向けて手紙で送る。それは、初めて「家族」を得たジュディが書いた、初めてのラブレターであった。


作品の評価

孤児の少女が資産家に見込まれ、愛を成就させるという筋書き自体はいわゆるシンデレラ・ストーリーであるが、導入部以外の全編をジュディの手紙のみで構成するという作品の形式(書簡体小説)や、その手紙の中でつづられる生き生きとした描写、また主人公ジュディの人としての魅力など、文学作品としての高い評価を受けている。また、手紙の中の学生生活は20世紀初頭のアメリカの女子大学生の生活を記した資料としても読むことができる。作者のジーン・ウェブスターは孤児院や感化院の近代化に興味を持っており、それと自らの経験とがこの作品には生かされていると考えられる。


関連した作品

この作品の続編として、ジュディの親友のサリー・マクブライトがジョン・グリア孤児院の院長になって孤児院の改革に取り組む続編『続あしながおじさん(Dear Enemy)』が1915年に発表されている。

1919年にはアメリカで初めて映画化され、その後、1931年、1955年にも映画化されている。1938年にはオランダで映画化された。

日本では1974年に岡崎友紀主演、1983年に脚本・作詞・作曲を一新し、原田知世主演、2006年にマナカナ(三倉茉奈三倉佳奈)主演でミュージカルが上演された。

1978年4月5日から同年4月26日までに、まんが世界昔ばなしの一編として「あしながおじさん」がTBS系、ダックスインターナショナル制作で放送された。

1979年10月にタツノコプロ、ヘラルドエンタープライズにより日生ファミリースペシャルの一編として放送、1990年に『私のあしながおじさん』のタイトルで世界名作劇場で放送。両作の主題歌は堀江美都子が歌い、私のあしながおじさんではジュディの声優も担当している。

2005年には「Daddy Long Legs」の題で、物語の舞台を昭和初期の日本に置き換え、勝田文により漫画化されている。

なおこれより前の1974年4月 - 9月には、本作を日本風にアレンジしたドラマ『おじさま!愛です』が、浅野真弓主演でNET(現:テレビ朝日)系列で放送された。

ジーン・ウェブスター/世界名作劇場・完結版 私のあしながおじさん 【DVD】



タイガーマスク運動

http://ja.wikipedia.org/wiki/タイガーマスク運動

タイガーマスク運動(タイガーマスクうんどう)とは、2010年年末のある寄付行為に端を発する、匿名での不特定多数による大規模な寄付行為の通称である。タイガーマスク現象ともいう。

運動の発端と発展


2010年12月25日、「伊達直人」を名乗る正体不明の人物から、群馬県中央児童相談所へランドセル10個が送られたことを皮切りに、全国各地の児童養護施設へ複数存在すると思われる「伊達直人」からの寄付行為が相次いだ。これらの寄付行為は、寄付者の名義である「伊達直人」が、漫画「タイガーマスク」の主人公で、自らが育った孤児院へ素性を隠して寄付をする人物と同名であることから、「タイガーマスク運動」と呼ばれるようになった[1][2]。またこの寄付行為を全国で相次いでいる現象と見て「タイガーマスク現象」と呼ぶこともある[3][4]。 寄贈された物品は、ランドセルの他にはプラモデル、玩具、筆記用具、現金、商品券、食品、紙おむつ、金塊などがあり、寄付を受け取った施設の職員達は口々に感謝を述べている[5]。これら匿名による寄付行為の運動は、2011年1月12日までに全国47すべての都道府県へ広がり、「伊達直人」以外の様々な名義による寄付も発生している。

寄付者の中には、70歳代の年長者と見られる人物や小中学生と見られる人物もおり、寄贈品の届け先も老人保健施設や警察、大手スーパーなどに及んでいる。原作者の故梶原一騎が1940年代に一時入所していたといわれる川崎市中原区の児童養護施設にも、1月11日から12日にかけてランドセル8個や折り紙などが届けられた[6]。なお、この運動の影響を受けて、学習塾を運営する学究社は1月13日、関東の児童養護施設に入っている新小学1年生に、500万円分のランドセルを寄付すると発表した[7]。2011年1月15日の時点で確認された寄付行為の件数は1000件を超え、贈られたものはランドセルだけで750個余り、現金や商品券は約3200万円分となっている[8]。前年(2010年)の全国の児童養護施設への寄付は約4000万円なので、約2週間で9カ月分を超える寄付金が届いた計算になる。

一方で、善意が仇となりかねないケースも一部で見られる。1月16日夜、神奈川県相模原市の市立あじさい会館の管理室ドアノブに、手作りとみられるチャーシュー4本入りの保冷バッグが置かれ、「子供たちにおいしいチャーシューを食べさせてあげてください。伊達直人を尊敬するラーメン界の勇者より」と書かれた手紙が入っていたが、同市では「製造日時などがわからず食品としての安全性が確認できない」とし、冷蔵保存したうえで寄付者に名乗り出るよう呼びかけている。担当者は「本人からの連絡がなければ廃棄せざるをえない」と話している[9]。

全国児童養護施設協議会は「児童養護施設へのご厚意にかかわるお礼とお願い」と題した文書をウェブサイトに掲載。子どもや施設に何が必要か、事前に問い合わせた上で寄付してもらえれば、「よりみなさんのご厚意を活かすことができるとともに、子どもたちも、どなたからいただいたご厚意かを知ることで、今後の成長の糧ともなる」としている[10]。

運動の広がりを受け、原作コミックやタイガーマスクのゴム製マスクの注文が相次ぎ[11]、1月14日までに1万3000部の出荷を記録した文庫復刻版は緊急増刷する事態になった[12][13]。また、韓国でも注目され報道された[14]。

全国20あまりの漫画サークルが連携し、2008年4月に発足したボランティア団体「プロジェクトZ」[15]は、「リアル・タイガーマスク計画」と銘打ったアニメ関連イベントを年一回開催している。イベントの収益金などを大阪府高槻市の児童養護施設に寄付しており、一連の運動の発端とする報道もある[16]。

運動に対する評価

この運動について、原作者である梶原一騎の実弟の真樹日佐夫は「閉塞した時代に風穴をあける連鎖行動」と指摘する一方、児童虐待などで家庭から保護された子どもの増加が背景にあるとした[17]。

アニメで一時期、伊達直人の声を担当し、民放の朝の番組でナレーターとして偶然このニュースを読み上げることになった声優の森功至は「びっくりした。殺伐とした世の中で、明かりをともしてくれるような愛のある人だと思う」「個人的には会ってみたいが、アニメキャラクターのように夢は夢のままで、誰だか分からない方がいい」、イラストレーターの山藤章二は「タイガーマスクの名を借りるのはちょっとした、しゃれっ気だし、もらった側に負担を感じさせない。私もそうだが、年とともに世の中に恩返しをしたい気持ちが芽生える。ランドセルというのも大げさでないし、直接的かつ謙虚で、まねしたくなる行為だ」と話した[18]。

新潟青陵大学大学院教授の碓井真史は「日本では寄付は恥ずかしいという気持ちが出るが、伊達直人を名乗ることで遊び感覚が働き、やってみようという気になれたのだろう。作中でも寄付をしていた登場人物だからこそ共感を呼んだ」と指摘、「贈り主の多くは漫画やアニメでタイガーマスクを見ていた40歳代~60歳代」と予想した。臨床心理士の矢幡洋は「最初の贈り主は50歳代前後かもしれないが、経済的余裕のある30歳代~40歳代が加わったのではないか」「インターネット上の『祭り』と呼ばれる感覚で、自分たちでブームを広げようという意図がみえる。善意の表現も時代性が出ているといえるのではないか」と分析した。精神科医の日向野春総は「昔から、自分の名前を出さずに不幸な人へささやかな寄進をするのは、日本人の美徳とされた。決して悪くはない行為だが、内向きで自己満足に陥ってしまう。逆に欧米のように個人で名前を出して、巨額の寄付を行った場合、批判が出てくる。一大改革の方向には向かっていない」と話した[19]。

東洋大学名誉教授の中里至正は「匿名による寄付は日本人が持つ照れの文化によるもの」と見ている。東京女子大学教授の広瀬弘忠は「広く社会に知られることにあまり意味を見いださず、自分の周囲にあの寄付は私がしたと言えるだけで満足なのでは」「今回の現象は架空の英雄に名を借りた一種のアミューズメントという側面もあり長続きしない可能性がある」と分析している[20]。

明治大学講師の関修は「少年期にタイガーやジョーを見ていた50代の男性が中心だろう。欧米人と違って、日本人は慈善活動で名前を売りたがらない。だけど何か善いことをしたいと思っている。そこで誰かが行動すると、自分もやりたいと思ってこっそり動く。いい意味での便乗。善意のタイガーさんたちは普段は地味な仕事をコツコツしているタイプ。社会に喜ばれることで満足し、生きる励みにする人たち。目立とう精神はない」と分析し、社会学者で作家の岳真也は「たしかに目頭が熱くなる美談だが、その裏には一向に暮らしが良くならない現実に不満と不安を募らせる国民感情もあると思う。“景気が良くならないのなら、自分たちで明るい社会にしてみせる”と大衆が相互扶助に走っている。社会不安が善意に駆り立てていると言ってもいいだろう」と語った[21]。

菅直人首相は1月12日、「本当に心温まる活動だ。共助の精神を大切にしたいと改めて思った」と述べた[22]。

一部メディア報道やインターネット上では、名前が同じ菅直人首相を伊達直人と対比させた言葉遊びもみられる[23][24]。

実在の初代タイガーマスクの佐山聡は「すごくいいことだと思う」と歓迎の意を示しているが、「皆さんの善意なので、(騒動に便乗するようにして)自分が出て行くつもりはまったくない」と、この件に関しての取材をほとんどすべて断っている[25][26]。

「伊達直人」以外の寄付者の名義


この節の内容に関する文献や情報源が必要です。ご存じの方はご提示ください。出典を明記するためにご協力をお願いします。このタグは2010年1月に貼り付けられました。

架空人物


* アグネス・ジイチャン[27]
* ドラえもん[28]
* アンパンマン[29]
* あしたのジョーの主人公「矢吹丈」[30]
* 「桃太郎」[31]
* 天空の城ラピュタの「ムスカを愛するVIPPER」[32]
* 「大神一郎」[33]
* 女性版タイガーマスク「伊達直子」(本編には実在しない人物)[34]
* 「若月ルリ子」(ちびっこハウスの先生)[35]
* あさりちゃんの主人公「浜野あさり」[36]
* 巨人の星の主人公「星飛雄馬」[37]
* クレヨンしんちゃんの主人公「野原しんのすけ」[38]
* 「不動遊星」[39]
* 「四国三郎」[39]
* 魔女の宅急便の主人公「キキ」[39]
* 「せんとくん」の友人[40]
* サイボーグ009の「島村ジョー」[41]
* 「アリス・マーガトロイド」[42]
* 「アルセーヌ・ルパン」[43][44]
* 「ルパン三世」[45]
* 「スティッチ」[46]
* 「仮面ライダー」[46]
* 「涼宮ハルヒ」[46]
* 「綾波レイ」[47]
* 「愛の戦士レインボーマン」[48][44]
* 「ウルトラの父」[49]
* 「けいおん!」の「平沢唯」[50]、「田井中律」、「秋山澪」[51]
* 「ミナミの帝王」主人公「萬田銀次郎」[52]
* 「初音ミク」[52]
* 「となりのトトロ」[53]
* 「みなしごハッチ」[54]
* 「キン肉マン」[54]
* 「ちびまる子」[29]
* 「スケバン刑事」の主人公「麻宮サキ」[55]
* 「キューティーハニー」[56]
* 「ミッキーマウス」[56]
* 「早狩比呂美」[57]
* 「忍者ハットリくん」[58]
* 「デビルマン」[59]
* 「ケロヨン」[59]
* 「ハヤテのごとく!」の主人公、「綾崎ハヤテ」[60]
* 「怪傑ハリマオ」[61]

実在(故人含む)の人物

* 肝っ玉かあさんの女優「京塚昌子」[62]
* 凶弾に倒れた元長崎市長「伊藤一長」[63]
* 2代目タイガーマスクの「三沢光晴」[64]
* 「伊達政宗」[44]
* 「坂本龍馬」[65]
* 「二宮金次郎」[66]
* 「一休さん」[29]
* 「親鸞」[29]
* 戦場カメラマンの「渡部陽一」[44]
* X JAPANのギタリスト「HIDE」[35]
* 画家の「山下清」[67]
* 「西郷隆盛」[68]
* 「宮沢賢治」[69]
* 「タイガー・ウッズ」[70]
* 「水戸黄門」[61]

主な寄付行為の一覧

※(作者注)フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には、

  日付 施設名 所在地 寄贈物 メッセージ

が整理されて掲載されています。ご覧頂ければ幸いです。


脚注

1. ^ 「子供へ寄付」タイガーマスク運動広がる 「日本も捨てたものでない」と称賛の声 - 2011年1月10日 J-Castニュース
2. ^ 「すさんだ世相に善意の連鎖」?“タイガーマスク運動”各地で 47NEWS、2011年1月11日閲覧。
3. ^ “タイガーマスク現象 県内の寄付14件に”. 読売新聞. (2011年1月15日). http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20110114-OYT8T01053.htm 2011年1月20日閲覧。
4. ^ “中学生からも寄付 タイガーマスク現象 生駒、天理にも 奈良”. 産経ニュース. (2011年1月19日). http://sankei.jp.msn.com/region/news/110119/nar11011902050007-n1.htm 2011年1月20日閲覧。
5. ^ 下関大平学園 たいへい通信(2011年の記録)
6. ^ 「タイガーマスク運動」拡大 朝日新聞 2011年1月14日
7. ^ タイガーマスク運動、塾会社が500万円分寄付 朝日新聞 2011年1月14日
8. ^ “タイガー現象”1000件超す NHK 2011年1月15日
9. ^ 「子供においしいチャーシュー」善意が廃棄も 読売新聞 2011年1月18日
10. ^ 「何が必要か、事前に施設に問い合わせを」 “タイガーマスク運動”受け、児童養護施設協議会が「お礼とお願い」 ITmedia News 2011年1月14日
11. ^ 宴会の余興に「タイガーマスク」 注文殺到で品切れ状態 J-CASTニュース 2011年1月14日
12. ^ タイガーマスク漫画を緊急増刷 講談社、注文が殺到- 2011年1月14日 日本経済新聞
13. ^ 企業、漫画、DVD・・・とまらない「タイガーマスク現象」- 2011年1月14日 ウォールストリートジャーナル日本語版
14. ^ 「温かい善行の輪」日本で広がるタイガーマスク運動、韓国も注目 サーチナ 2011年1月14日
15. ^ プロジェクトZホームページ
16. ^ タイガー運動、大阪が元祖だった! 2年前からファンらによって 夕刊フジ 2011年1月14日
17. ^ 原作者実弟“タイガーマスク運動”に激白 デイリースポーツ 2011年1月13日
18. ^ タイガーマスクの贈り物、各地に広がる 心情に共感? 共同通信 2011年1月9日
19. ^ “祭り”感覚で広がる「タイガーマスク運動」 ITmedia News 2011年1月12日
20. ^ 「タイガーマスク現象」急拡大、覆面の善意は照れ隠し?- 2011年1月11日 日本経済新聞
21. ^ 全国に広がる“タイガーマスク”現象 日刊ゲンダイ 2011年1月12日
22. ^ 「伊達直人VS菅直人」とかけて… 「謎かけ」に次々名作 菅首相「本当に心温まる活動だ」 J-CASTニュース 2011年1月13日
23. ^ 「伊達直人VS菅直人」とかけて… 「謎かけ」に次々名作 J-CASTニュース 2011年1月13日
24. ^ ♪ホントの福祉を見せてやれ「菅直人」より「伊達直人」がヒーロー 夕刊フジ 2011年1月11日
25. ^ スポーツナビ 格闘技|ニュース|本物タイガーマスク、騒動に「すごくいいこと」
26. ^ スポーツナビ 格闘技|ニュース|初代タイガーマスクも慈善運動を絶賛
27. ^ 寄付:柏崎市教委に3万円 アグネス・ジイチャン「遅まきながら私も」 /新潟 毎日新聞 2011年1月18日
28. ^ 「施設への贈り物」タイガーマスクに「ドラえもん」も登場! テレビ熊本 2011年1月13日(リンク切れ)
29. ^ a b c d アンパンマン・ちびまる子・親鸞…広がるタイガー運動 - マイタウン愛知 2011年1月14日 朝日新聞
30. ^ 【タイガーマスク】今度は“あしたのジョー”からランドセル 手書きで「そろそろオレの出番かな」姫路」- 2011年1月11日 産経ニュース
31. ^ 「桃太郎」はきび団子つき…タイガーマスク便乗、各地で-2011年1月11日 asahi.com
32. ^ ねとらぼ:「ムスカを愛するVIPPER」ランドセルと「ラピュタ」DVD寄付- 2011年1月11日 ITmediaニュース
33. ^ 「来た!タイガーマスク【十勝】」- 2011年1月11日 十勝毎日新聞
34. ^ 寄付:「タイガーマスクに感銘」児童養護施設に贈り物次々--大牟田、久留米 /福岡 毎日新聞 2011年1月15日
35. ^ a b タイガーマスク続々 「若月ルリ子」「hide」名義も 朝日新聞 2011年1月12日
36. ^ “祭り”感覚で広がる「タイガーマスク運動」- 2011年01月12日 ZAKZAK
37. ^ 参上、星飛雄馬! 男女4人?ミカンや文房具贈る 徳島- 2011年01月13日 asahi.com
38. ^ み~んな タイガーマスク- 2011年01月13日 asahi.com
39. ^ a b c 匿名寄付 新たに県内3市- 2011年1月13日 愛媛新聞
40. ^ 「貴社のランドセルを」30万円――せんとくんの友人- 2011年1月11日 読売新聞
41. ^ 寄付:「伊達直人」さらに拡大 児童養護施設などに、「島村ジョー」も /千葉 毎日新聞 2011年1月14日
42. ^ 寄付:タイガーマスク「運動」 県内各地で贈り物続く /静岡 2011年1月14日 毎日新聞
43. ^ 寄付:ランドセル、現金…子供たちへ贈り物続々 匿名で児童養護施設へ /秋田 2011年1月13日 毎日新聞
44. ^ a b c d “タイガーマスク運動”本人ビックリ渡部陽一氏の名も スポーツニッポン 2011年1月13日
45. ^ 寄付:「ルパン三世」ら3施設に贈り物--大船渡と一関で /岩手 2011年1月14日 毎日新聞
46. ^ a b c [1] - 2011年1月12日 スポーツニッポン
47. ^ 「綾波レイ」も 児童施設に寄付5件 群馬 産経新聞‎ 2011年1月13日(リンク切れ)
48. ^ 「愛の戦士レインボーマンより」…ランドセル 読売新聞‎ 2011年1月12日
49. ^ 児童福祉施設へ匿名寄付相次ぐ/弘前 2011年1月15日 陸奥新報
50. ^ 高齢者施設にも善意の輪、秋田市 贈り主は「平沢唯」 2011年1月14日 秋田魁新報
51. ^ 若者も寄付の輪に? 浜松の児相へ商品券や文具届く 2011年1月18日 中日新聞
52. ^ a b 寄付:県内でも善意の寄贈相次ぐ 「伊勢直人」など名乗り 2011年1月14日 毎日新聞
53. ^ 「トトロ」も登場、善意の贈り物相次ぐ 3日間で35件 2011年1月14日 朝日新聞
54. ^ a b 寄付:広がる善意 現金やランドセル、大阪市児童福祉施設に届く /大阪 2011年1月14日 毎日新聞
55. ^ 志継ぐ後輩も続々 滋賀 2011年1月14日 読売新聞
56. ^ a b ハニー、ミッキー匿名寄付相次ぐ 2011年1月15日 読売新聞
57. ^ 「伊達直人」がランドセル 2011年1月14日 北日本放送(ニュース動画の1分15秒で確認)
58. ^ [http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/484672/ 忍者ハットリただいま参上 養護施設に文具寄贈 ]「産経新聞」2011/01/15 13:27
59. ^ a b 寄付:覆面の善意、13日も13件 小6が文具や衣類寄付も /愛知 2011年1月14日 毎日新聞
60. ^ 2011年1月15日 朝日新聞朝刊東京版31面
61. ^ a b 根付くか善意の輪 県内施設も寄付に感謝 広がる“タイガー現象” 2011年1月18日 茨城新聞
62. ^ 【タイガーマスク】埼玉・越谷市役所には「肝っ玉かあさん 京塚昌子」からランドセル5個- 2011年1月11日 産経ニュース
63. ^ タイガーマスク:故長崎市長名でも 祈念像前にランドセル - 2011年1月11日 毎日新聞
64. ^ 「善意の輪」県内10件 「いたちマスク」「三沢光晴」も 茨城 産経新聞 2011年1月13日(リンク切れ)
65. ^ 懐かしヒーローずらり“タイガーマスク運動”展開中 スポーツニッポン 2011年1月12日
66. ^ 匿名の善意、県内続々 タイガーに感銘 現金や文房具 2011年1月13日 朝日新聞
67. ^ 寄付:タイガーマスク現象 香春町の施設に100万円、飯塚署には10万円 /福岡 2011年1月13日 毎日jp
68. ^ 「匿名の寄付 県内続く」 愛媛新聞 2011年1月15日
69. ^ 児童養護施設に善意続々 花巻には宮沢賢治も 2011/01/16 岩手日報
70. ^ タイガー「ウッズ」登場、児童養護施設に文房具 2011年1月17日 読売新聞
71. ^ “クリスマス、「タイガーマスク」から贈り物”. 読売新聞. (2010年12月17日). http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101227-OYT1T01013.htm?from=main6 2011年1月12日閲覧。
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83. ^ “石川にもタイガーマスク 金沢の養護施設に果物届く (11日)”. 北陸朝日放送. (2011年1月11日). http://www.hab.co.jp/headline/news0000006600.html 2011年1月12日閲覧。
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85. ^ “「佐賀の伊達直人」からは、おもちゃの袋”. スポーツニッポン. (2011年1月11日). http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/01/11/kiji/K20110111000030750.html 2011年1月12日閲覧。
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88. ^ “福知山にも「伊達直人」 府児童相談所に現金1万円”. 両丹日日新聞. (2011年1月12日). http://www.ryoutan.co.jp/news/2011/01/12/003140.html 2011年1月17日閲覧。
89. ^ “【タイガーマスク】東京にも…玉川署に商品券 10万円分届けられる”. 産経新聞. (2011年1月11日). http://sankei.jp.msn.com/life/trend/110111/trd1101111906020-n1.htm 2011年1月12日閲覧。
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92. ^ “【タイガーマスク】「いま流行っているじゃないですか」 若い男性が交番に文房具”. 産経新聞. (2011年1月11日). http://sankei.jp.msn.com/life/trend/110111/trd1101112226045-n1.htm 2011年1月11日閲覧。
93. ^ “【タイガーマスク】福島市でも現金10万円を「お裾分け」”. 産経新聞. (2011年1月11日). http://sankei.jp.msn.com/life/trend/110111/trd1101112004030-n1.htm 2011年1月12日閲覧。
94. ^ “紀の川市にも「伊達直人」”. わかやま新報. (2011年1月11日). http://www.wakayamashimpo.co.jp/news/11/01/110111_9321.html 2011年1月12日閲覧。
95. ^ a b “新潟でも「伊達直人」名乗り現金…警察署に文房具も”. スポーツニッポン. (2011年1月11日). http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/01/11/kiji/K20110111000030500.html 2011年1月12日閲覧。
96. ^ “中標津でも「伊達直人」”. 釧路新聞. (2011年1月14日). http://www.news-kushiro.jp/news/20110114/201101145.html 2011年1月14日閲覧。

関連項目

* タイガーマスク
* 寄付
* 児童養護施設
* あしながおじさん
* ランドセル

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タイガーマスク

http://ja.wikipedia.org/wiki/タイガーマスク


『タイガーマスク』とは、梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画およびアニメ作品。あるいは劇中に登場する架空の覆面レスラーである。

本作を元にした実在の覆面レスラーについては、後述の#実在のタイガーマスクを参照。

注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。

漫画

1968年1月号から1969年10月号まで『ぼくら』、1970年1号から1971年23号まで『週刊ぼくらマガジン』、1971年26号から同年53号まで『週刊少年マガジン』に連載。

知名度の点では、「巨人の星」や「あしたのジョー」と並んで、梶原一騎の代表作に数えられる。しかし、連載開始時の掲載誌が『ぼくら』であり「悪役レスラー養成機関」などの現実離れした設定や、数々の奇抜なデスマッチ描写、後年の仮面ライダーを連想させるギミック満載の架空覆面レスラー達などから、上記2作より低年齢向けとみなされることが多い。

* 同じ孤児出身で格闘技の世界に身を投じる「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈と、本作の伊達直人の好対照
* 「大金を稼げるようになったのは虎の穴のおかげ、恩知らずは死ね!」と断じる“育ての親”との死闘という、「巨人の星」の星親子よりさらに壮絶なエディプスコンプレックスの物語としての側面
* あるいは、孤児に試練を与え、勝ち残ったものだけを育てる虎の穴と、孤児を無条件で支援する伊達直人の「孤児支援への姿勢」に関するイデオロギー対立

などが豊福きこうに指摘されている(『水原勇気0勝3敗11S』)。

なお作中、マスクから光線を放ち牙を剥いてくる虎の穴の覆面レスラーに対して、相手の出方を伺うようにタイガーがリング上に横たわるという、猪木アリ状態を先取りしていたかのような描写(覆面リーグ戦対ザ・ゴールデンマスク戦)が見られるが、直接的な関連は不明。

ストーリー

孤児院ちびっこハウスの伊達直人は動物園の虎の檻の前で喧嘩をしたのがきっかけで、悪役レスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされる。 虎の穴での殺人トレーニングをこなす日々の中で、自分と同じような生い立ちを持つ孤児たちに、同じような苦しみを味あわせたくないという想いを抱くようになり、虎の穴を卒業、「タイガーマスク」としてプロレスデビューをしてからは、収入の一部を孤児院へ寄付するようになった。 当初は虎の穴へのファイトマネーの半額という上納金は支払った上で、自分の手取り分の範囲内での援助を考えていたが、自分の出身施設である孤児院「ちびっこハウス」の窮状を知り、虎の穴へ納める分まで寄付せざるを得なくなる。虎の穴はタイガーを裏切り者とみなし、タイガーを倒すための刺客を次々と送って来る。

同じ裏切り者となるなら、せめて後輩となる「ちびっ子ハウス」の子供たちに恥じない戦いをしたいと、正統派スタイルへ転向。当初は、身についた悪役ファイトが抜けきれず、また正攻法では大物レスラーを相手に通用しないので、苦闘の連続だった。レフェリーの目を盗んだ喉笛へのトウキックなどの隠し技を使うこともあったが、ジャイアント馬場にあっさりこれを見抜かれ、以後封印する。

やがて、ウルトラ・タイガー・ドロップ、フジヤマ・タイガー・ブリーカー(アニメでは「ウルトラ・タイガー・ブリーカー」)、タイガーVなど、独自の必殺技を開発している。 しかし、虎の穴が次々と送り込んでくる悪役レスラーたちとの死闘の中、反則に反則で応えてしまうこともしばしばあり、「虎の穴」で身についた悪役スタイルと正統派でありたい意識の中でながく葛藤した。彼がこの苦悩から解放されるのは、ミル・マスカラスの弟、エル・サイケデリコから、正統派のイメージにこだわるあまり、ルールで認められた5カウント内の反則まで否定してしまった兄の苦悩を聞かされてからである。

この助言を受けて、ようやく「虎の穴」の呪縛から逃れ、テクニックでも反則技でも一流だったルー・テーズの再来を目指すこととなる。ドリー・ファンク・ジュニアとの世界タイトルマッチが実現、ぎりぎりまで追い詰めるものの、ジュニアはセコンド・シニアの指示でレフェリーの沖識名を殴打、苦し紛れの反則負けにもちこまれタイトル奪取ならず。大阪での再戦当日、車にひかれそうになった子供をかばって死亡する。最後の力を振り絞って虎の覆面を近くの川へ投げ捨てたため、伊達直人の事故死とタイガーマスクの失踪はむすびつけて考えられることはなかった。

タイガーマスクと戦った実在レスラー

実在のプロレスラーも作品に登場しタイガーマスクと戦っている。

* グレート・ズマ
* ザ・コンビクト
* ミル・マスカラス
* フレッド・ブラッシー
* ドン・レオ・ジョナサン
* ディック・ザ・ブルーザー
* キラー・コワルスキー
* ドリー・ファンク・ジュニア
* アブドーラ・ザ・ブッチャー
* ザ・デストロイヤー

この中では、ドン・レオ・ジョナサンは、得意技のハイジャック・バックブリーカーでタイガーマスクに勝利した唯一の実在レスラーである。また、ミル・マスカラスやドリー・ファンク・ジュニアも、三本勝負のうちの一本をタイガーから奪っている。ただし、これらエピソードは、現在読めるほとんどの版で欠番になっている。

タイガーマスク・ザ・スター

梶原一騎没後、『東京スポーツ』において実弟である真樹日佐夫原作、風忍作画によるコミック『タイガーマスク・ザ・スター』が1993年から1994年にかけて連載された。

この作品はリメイク的な内容となっており、「孤児院で育った青年・紅血勇児(くれない・ちゅうじ)が、謎のマスクマン『タイガーマスク・ザ・スター』としてアメリカの闇プロレス組織から抜け出し、表舞台のWWF(現WWE)に転進、やがて日本マット界へと舞台を移していく」という話。「孤児院」「実在レスラーとのからみ」「闇レスラー出身」など共通点は多いが、掲載紙がスポーツ新聞だったこともあり内容はかなりアダルト向けであり、アメリカが舞台であることなどが異なる。

1994年に真樹指揮のもと海外で実写化されたが、詳細は不明。

単行本は2巻まで出て、いよいよ日本を舞台にして日本人レスラーと絡んでいくところまで進展していたが、『タイガーマスク』の作画担当である辻なおきが「自分に無断ではじめた連載」と連載差止めを要求し、未完で中止された。

アニメ

1作目

『タイガーマスク』
東映動画製作、よみうりテレビ・NTV系列で1969年10月2日から1971年9月30日まで放映。全105話。

キャスト

伊達直人 / タイガーマスク:富山敬(第32 - 39話は森功至が代役)
ルリ子たちと共に「ちびっこハウス」で育った孤児。中学生3人をやっつけた素質を見込まれてスカウトされ、悪役レスラーの養成機関である「虎の穴」に入るため外国に渡った。過酷な特訓に耐えてタイガーマスクとなると帰国し、ちびっこハウスを度々訪れては援助の手を差し伸べる。自分がタイガーマスクであることを隠すためにわざと軽薄に振る舞い、子供たちからは“キザ兄ちゃん”と呼ばれている。

若月ルリ子:山口奈々(第1 - 77話) / 野村道子(第78 - 105話)
若月先生の妹であり、直人とは兄弟同様に育った幼なじみ。兄を助けて苦しい家計をやりくりするしっかり者で、ちびっ子ハウスでは母親がわりとなって子供たちの世話をやき、“ルリ子姉さん”と慕われている。優しく健気な女性だが、子供たちを守るためなら一歩も引かない芯の強さを持っている。直人には淡い恋心を抱いている。

若月先生:中川謙二
亡き父の意思を受け継ぎ、一度は解散したちびっこハウスを再建した人物。身よりのない孤児たちを引き取って育てている。温厚な人柄で、子供たちのイタズラにも滅多に怒ることはない。父親代わりになって子供たちを温かく見守っている。

健太:野沢雅子
ちびっこハウスの一員で、腕白で人一倍負けん気の強い男の子。どんな敵にも恐れずに立ち向かってゆくタイガーマスクに憧れている。最初は直人のことを金持ちであることをひけらかすキザ野郎だとして嫌っていたが、次第に心を許して慕うようになってゆく。

ジャイアント馬場:兼本新吾
人格、実力、人気共にナンバーワンの、日本プロレス界のエース。恵まれた体格を生かした必殺技・16文キックは、とてつもない破壊力を秘めている。タイガーの実力を認め、正統派レスラーとなるよう助言。自身のタッグパートナーに選んだこともある。

アントニオ猪木:中曽根雅夫
日本プロレス界の若きホープ。馬場に比べるとやや直情的な性格だが、タイガーが悪役から転向してからは良き先輩として力になる。その実力は誰もが認めるところであり、タイガーとタッグを組むことも多い。

大木金太郎:富田耕生
アジア選手権に韓国代表として日本代表のタイガーマスクと共に出場。ミスター・?(クエッション)に一杯喰わせるなど、タイガーマスクの優勝に援護を果した。

嵐虎之介:北川国彦
嵐十段と呼ばれる柔道家。高潔な人格者で、正統派レスラーに転向した後も反則ファイトを捨てきれないタイガーに助言を与え、心の迷いを克服させた。剣術の大家でもあり、その極意を披露することでタイガーにオリジナル必殺技を開発するヒントを与える。

ミスターX:柴田秀勝
「虎の穴」極東地区を統括するマネージャー。外見は紳士だが、性格は恐ろしく冷酷かつ残忍。掟である上納金の支払いを拒絶したタイガーを裏切り者と認定し、処刑のために殺し屋や死神レスラーたちを次々と日本に送り込む。本作は柴田の声優デビュー作でもある。

虎の穴の三人の支配者(キング・タイガー:中曽根雅夫、ビッグ・タイガー:北川国彦、ブラック・タイガー:中川謙二)
悪役レスラー専門の養成機関「虎の穴」に君臨する三人の恐怖の支配者。三人とも同じマスクをかぶっているため、国籍・年齢などは一切不明。その冷酷さと残酷さは、ミスターXですら青ざめるほどである。組織の掟を破った者は決して許されず、地の果てまでも刺客に追われて処刑される。その正体はかつて世界中のマット界で暴れまわった「幻の三人のタイガー」であり、終盤では自らタイガーを抹殺すべく出陣する。なおブラック・タイガーは実在するプロレスラーとは異なり、黒い虎の覆面ではなく全身の肌が黒いレスラーである。

虎の穴のボス / タイガー・ザ・グレート / ミラクル3:鈴木泰明
当初は姿を見せない謎の存在だが、「幻の三人のタイガー」までも敗れたことを受け、タイガーマスク抹殺の指揮をとるようになる。ミスターXに直人を暗殺せよと指令を与えつつ、来るべき対決に備えてタイガーの戦い方を研究し、実力を見極めようとする。その正体は「虎の穴」の創設者で、かつては世界中を荒らしまくった天才レスラー。

大門大吾 / ミスター不動:立壁和也
かつて「虎の穴」で共に修業した直人の親友。訓練生時代に脱走を図るが失敗。その時に命を救われて以来、直人には恩義を感じていた。実力はタイガーに勝るとも劣らず、「虎の穴」ではコーチも務めていた。ミスターXによって死よりもつらい拷問を受け、親友と戦うことに苦悩しながらもタイガーマスク抹殺の刺客となる。

高岡拳太郎 / ケン高岡 / イエローデビル:田中亮一
「虎の穴」の刺客レスラーの一人。病身の母と幼い妹のため、牛乳配達をして家計を支えていたが、座卓を一撃で叩き割る空手の実力を買われ、「虎の穴」の練習生としてミスターXにスカウトされた。残してきた家族を思って脱走を図るものの失敗。母親が死んだのはタイガーのせいだと吹き込まれ、打倒タイガーマスクを誓う。しかしタイガーに敗れた後、母の死の真相を知らされ「虎の穴」を脱退。正統派レスラーとしての道を歩んでいく。

アナウンサー:野田圭一

その他の登場レスラーの
詳細は「虎の穴 (タイガーマスク)」を参照

作品解説

アニメ版は、漫画版の連載とほぼ同時進行で放送されていたが、中盤で、アニメの進行が漫画連載に追いついてしまったため、徐々にオリジナルストーリーが目立つようになっていき、終盤では一部原作の要素は取り入れているものの、全く別の展開となった。

原作との差異

「虎の穴」からの刺客と対決するという大筋は原作と同じだが、原作が荒唐無稽な「虎の穴」との対決と、リアルだが地味な実在レスラーなどとの対決が混在した、いささかバランスの悪い内容になっているのに対し、アニメ版は「虎の穴」との孤独な戦いと、より深い人間関係をドラマティックに描いたストーリーで、大人の観賞にも堪える出来となっている。但し覆面ワールドリーグ戦の面々、ミスター・カミカゼ(原作では虎の穴出身レスラーで空手家あがりだが、アニメ版では嵐虎之介門下の柔道出身の非虎の穴レスラーと設定が異なる)、レッドデスマスク(赤き死の仮面)など原作に準拠したキャラクターも多数登場している。原作よりはジャイアント馬場以外のアントニオ猪木、大木金太郎等にもスポットが当たっており、終盤には坂口征二も登場した。反面、原作の覆面デスマッチシリーズは散発的に虎の穴および虎の穴の雇われレスラーとの対決に変更され、少々間延びした印象になったことは否めない。原作と異なり、ザ・ピラニアンが虎の穴出身レスラーとなっている。

原作と最も大きく異なっているのが最終回である。アニメ版の最終回は、「虎の穴」のボスがマスクを被った最強最後の悪役レスラー「タイガー・ザ・グレート」との決戦で幕を閉じる。
タイガーは、最初はいつものように反則技に耐えてクリーンな試合をするが、グレートは殺意剥き出しで凶悪な反則技を連発。そして、タイガーは、グレートの顔面への凶器攻撃を間一髪で避けるが、マスクが完全に脱げてしまい、正体が伊達直人であることが白日の下に晒されてしまう。涙を流しながら高々と笑うタイガー=伊達直人は、グレートに対し、「虎の穴からもらったものをたたき返してやる。それで俺は伊達直人に返るのだ」と宣言。グレートを上回る容赦ない反則攻撃を繰り出し、ついにはジャイアント馬場、アントニオ猪木の制止すら無視して、グレートに止めを刺してしまう。だが、試合後冷静になり、リングにおける自らの行いを恥じた伊達直人が、飛行機で国外へ旅立つところで終わる。

製作エピソード


本作は日本のテレビアニメで初めて、原画からセルへ絵を転写するトレースマシンを導入した作品である。このため線の多い劇画をアニメ化することに成功した。
最終回は(当時の)通常の3倍の作画枚数が費やされたという。制作サイドは後半部がかなりオリジナルストーリーになっていた上に、原作とはかけ離れた、かなり大胆な結末にしたことで、原作者である梶原一騎の反応を非常に気にしていたが、梶原一騎はこのアニメ版の最終回を非常に気に入り、「こういう最終回が書きたかった」と語ったという。
主題歌の歌詞にある顔面への拳による攻撃は、プロレスでは基本的にルール違反である。しかし、一般的なプロレスでは5カウント以内の反則はルールで認められており、梶原作品ではベビーフェイスのレスラーもよくパンチを使う。
作画も、漫画版とは違ったタッチになっているが、DVDの特典として収録されているパイロット版の作画はマンガ版と酷似している。
脚本家の辻真先によると、当時は「テレビアニメは滅んだかもしれない」という大変な時期だった。これは1968年のマルサン商店、1969年の今井科学の両社の倒産が影響している。両社はキャラクター玩具で業績を拡大したが、キャラクター玩具の急速な需要の変化に耐えきれず倒産した。このため玩具業界では「キャラクターは危険」という認識が根付いた。鉄腕アトム以来、アニメ制作会社は高額なテレビアニメ制作費の赤字を、玩具などの関連商品の商品化収入で補っていたが、玩具業界が商品化してくれないため、制作費が調達できずテレビアニメの制作本数は減っていた。だが本作は約2年間と長期間放映された。これは本作の高視聴率もあるが、中嶋製作所のタイガーマスクのソフト人形がヒットしたためで、本作は当時のアニメではトップレベルの商品化収入を誇った。この成功が仮面ライダーに影響を与えた。仮面ライダーは仮面の主人公、悪の組織からの逃亡者であること、環境破壊を訴えること、バンダイから発売された仮面ライダーのソフト人形が中嶋製作所のタイガーマスクのと同じギミック(人形のマスクを外すことができる)を持つ、などの影響を受けた。なお、仮面ライダースーパー1の終了で仮面ライダーシリーズが一旦終了したのと同時期に仮面ライダーと同じスポンサーであるポピーの提供を受けてタイガーマスク二世の放映がスタートしている。
原作では実在外人レスラーは実名で登場させているが、アニメでは若干アレンジされている。例えば、バディ・ロジャースは「ラジャー」、ボボ・ブラジルは「ポポ・アフリカ」に名前が変更されている。
関東地区では、放送終了直後の1971年10月3日から翌1972年3月26日まで、毎週日曜日の12:15 - 13:15に、2本をまとめて再放送した。半年で2本立ては1年分になるため、放送しない回もあった。ただし、すでにスポ根ブームが下火になった事、更に裏番組が『NHKのど自慢』など強豪揃いだったため、視聴率はさほどでもなかった。

主題歌

オープニング『行け!タイガーマスク』

作詞:木谷梨男、作曲・編曲:菊池俊輔、唄:新田洋 / スクールメイツ

エンディング『みなし児のバラード』

作詞:木谷梨男、作曲・編曲:菊池俊輔、唄:新田洋 / スクールメイツ

最高視聴率

31.9%(1970年3月19日、アニメ歴代12位)

ビデオリサーチ調べ、関東地区

2作目

『タイガーマスク二世』
東映動画製作、テレビ朝日系列で1981年4月20日 - 1982年1月18日に放送。全33話。
登場人物※:後は担当声優

亜久竜夫 / タイガーマスク二世:堀秀行
9年近くの空白を開けて甦ったタイガーマスク。自称的な後継者だが伊達直人の遺志を受け継ぐ事を観客に公言した。その正体は日の出スポーツの新聞記者「亜久竜夫」。彼は直人と同じく「ちびっこハウス」と「虎の穴」の出身である。当初は健太少年が成人した姿と思われていたが、最終回近くに別人であることが発覚する。なお、前作では竜夫らしき人物は全く登場していない。当初「黄色い悪魔」だった初代に対し、最初から正統派レスラーとして確立されている。竜夫としては直人同様に普段は冴えなく、お人好しである。因みに下着はブリーフを着用。赤いスポーツカーを常用しているが、タイガーマスクとして活動してる時は装甲が裏返り、虎柄に変形。ポピニカからも商品化されている。

アントニオ猪木:田中崇
新日本プロレスのエース。初代タイガーマスクとも共に闘った。二世の素性を知り協力して宇宙プロレス連盟と戦う。
日の出スポーツデスク :大塚周夫
何かとドジな竜夫を怒鳴りつける上司。

有吉みどり
:川島千代子
日の出スポーツのカメラマン。女だてらにオートバイを使用する快活な女性。常時、身体の線が見えるライダースーツを着用しており、中々良いプロポーションをしている。竜夫をコンビを組んでるがドジで頼りない竜夫の為に特ダネを取り逃がす事が多い。が、そんな竜夫を憎からず思っており好意を抱いている。

立花純子:小山茉美
一也の姉。最終回近くで素性が明らかになる。
立花一也:間嶋里美
坂口征二のファンであったが、宇宙仮面SFよりタイガーマスクに助けられた事により乗り換えた少年。

石松記者:塩沢兼人
才賀記者:田中秀幸
日の出スポーツのライバル会社の記者。みどりに好意を持っているが当人は竜夫が気になる為に相手にされてない。

宇宙プロレス連盟盟主(アーマー・ハッサン):大塚周夫
当初は宇宙プロレス連盟の影の支配者としてベールに包まれていたが最終回でタイガーマスクと遂に対決する。

ギラド:田中康郎
ハッサンの腹心。

宇宙仮面SF:岸野一彦
宇宙プロレス連盟の刺客、第1号。リターンマッチも行っている。
吸血仮面ザ・バット
宇宙プロレス連盟の刺客、第2号。
Mr.WHO1号&2号
ヘル・ホークス
リタ:中谷ゆみ
青銅マッスル
死神シルバー
SPI長官ゲラー

アブドーラ・ザ・ブッチャー:佐藤正治
悪役レスラーでタイガーマスクの首を取る事を公言しながらも、宇宙プロレス連盟に対しては良く思ってない。みどりの取材などでディスコで踊るなど茶目っ気もある。
若月ルリ子:山口奈々※第32・33話
最終回近くで「ちびっこハウス」のシーンで登場。初作の最終回で伊達直人に誓った様に、現在も孤児の育成を続けている。なお、竜夫の「ちびっこハウス」での登場は彼女の回想シーンの幼少のころのみである。

アナウンサー / ナレーター
:矢田耕司

作品解説


前作『タイガーマスク』は原作とアニメでは結末で相違があるが、『タイガーマスク二世』では原作の結末が採用されており、伊達直人は既に故人とされている。協力は新日本プロレスでタイガーマスクの後見人はアントニオ猪木のみ。猪木はテーマソングまで作られるほどにクローズアップされていた。全日本プロレスのジャイアント馬場は登場しない。また初期には実在のレスラーを使うことを避け、多数のオリジナルのレスラーを登場させていた。外人レスラーでは新日本に移籍したばかりのアブドーラ・ザ・ブッチャーのみ実名で登場している。日本人レスラーでは藤波、坂口が実名で登場している。
主人公は新聞記者という正業を持ち、覆面で正体を隠してタイガーマスクとなっている。前作と同様に全員に正体を隠しており、秘密の特訓基地である富士山麓樹海のタイガーピラミッダーを共同で使用している。猪木のみには正体を明かし、お互い協力を誓い合った。しかし、最終回を待たずに新聞社での同僚・有吉みどりと敵の首謀、アーマン・ハッサン(後述参照)には正体を知られてしまう。前作との共有点は、主人公の出身である「ちびっこハウス」と「虎の穴」のみである。
敵組織は「虎の穴」から大富豪にして某国の実権者であるアーマン・ハッサンが組織した「宇宙プロレス連盟」に変わった。この某国は中近東にあるとされており宇宙プロレス連盟幹部であるギラドのコスチュームもそれを思わせるものであるが、ただし正確に中近東、アラブと明言されてはいない。

「虎の穴」については、総帥が「正統派プロレスで、自分を超える者を『最強のレスラー』として輩出させたいという本心を持っていた」という設定がなされており、他にも女子であるリタの入門を許すなど相当に印象が変わっている。ミスターXなどの「虎の穴」の暗部を担う存在も登場せず、本作に関する限り悪の組織としての印象は全く感じられなくなっている。
その代わり、宇宙プロレス連盟側にミスターXと容貌が酷似したSPI長官ゲラーが登場しており、ミスターX同様に汚い仕事を担っている。また、宇宙プロレス連盟は敗北した宇宙仮面SFを猛獣との格闘刑で、吸血仮面ザ・バットを次なる刺客のデモンストレーションで処刑する、ミスター・フーを毒殺するなど多数の殺人も犯しているが、暴力のみならず「金で人を縛る」手法を多く使用しており、社会的地位を失墜したヘンリー少佐を死んだ仲間の遺族に支払う金に困っているところに目をつけ宇宙仮面SFとしてスカウトする、アメフトチームを丸ごと買い取りタイガーへの刺客に使うなどの描写も見られた。これにのっとり、タイガーが宇宙プロレス連盟に「買われそうに」なった高校生を救うため前払いされた契約金を肩代わりして返すなど、金で解決を図ったケースも登場した。
実在の初代タイガーマスクと並列している為、番組の終盤に実写の技が紹介されている。タイガーをはじめとする登場レスラーの必殺技には現実には不可能な技(タイガーの必殺技としてキン肉ドライバーに酷似した技が登場している)、真空と無重力を誤解するなどトンデモな解説がつけられた技も登場した。

ドリルマンなど漫画版のみに登場のレスラーも何人か存在する。

主題歌

オープニング『タイガーマスク二世』

作詞:保富康午、作曲・編曲:菊池俊輔、唄:水木一郎 / コロムビアゆりかご会

エンディング『いのちをかけて』

作詞:保富康午、作曲・編曲:菊池俊輔、唄:水木一郎 / こおろぎ'73

漫画

* 増刊少年マガジン 1981年9月11日号 - 1983年1月6日号連載 作画:宮田淳一
* テレビマガジン 1981年5月号 - 1982年1月号連載 作画:あもん桂
* テレビランド 1981年4月号 - 1982年2月号連載 作画:つはらよしあき

その他

* アニメ第1作で作画監督を務めた小松原一男は最終回「去り行く虎」の放送日当日、新婚旅行で青森に行っていた。地元の青森放送で同時ネットされていることを知らなかった彼はそのことをテレビ欄で知り、新婚旅行そっちのけで急遽、タクシーを使って宿泊先の旅館へ駆け込んで最終回を見たという。その騒ぎが元で旅館の関係者、宿泊客からのサイン攻めにあった。
* アニメ版の1作目は、絶頂期には視聴率が40%を超える程の好評を得たため、日本テレビではホテルでの祝賀パーティを開いて梶原を接待した。しかし、後に二世と(現実の)初代タイガーマスクがテレビ朝日で好評を得た頃、日本テレビ関係者は梶原に対し「ウチで生まれたタイガーマスクがテレ朝さんに養子に行ってまんな」などと、かなり皮肉を言ったという。そのため、2代目タイガーマスクがデビューする事になった際、日本テレビ関係者は「生まれ故郷に戻って来た」と、かなり力を入れてアピールを行なった。その一環として2代目のデビュー戦では、当時日本テレビ所属の徳光和夫アナウンサーを駆り出し、登場前に「タイガーマスクが帰ってきました!」と紹介させた。
* 『タイガーマスク二世』は開始から半年近く、裏番組として日本テレビ系で梶原原作の『あしたのジョー2』が放映中だった(『あしたのジョー2』は高森朝雄名義)。
* 格闘家の勝村周一朗は「リアルタイガーマスク」のニックネームで紹介される事がある。これは彼が児童養護施設に勤務している事に由来する。ただし(フィクションの)タイガーマスクは孤児院から飛び出しながらも出身施設の窮状を救うために寄付している設定であり、かなり差違がある。
* 恵まれない人々や子供たちのために善意の行動を行う一般人が、正体を隠すためにタイガーマスクの覆面を被ったり、「伊達直人」を名乗ることがある。その一例を下記に列挙する。
o 阪神・淡路大震災の際、タイガーマスクの覆面を被った者が存在し、避難住民(特に子供)に対して救援物資を配ったりしていた。震災年のクリスマスにも児童養護施設にケーキを配るなどの行為をしていたが、正体などは不明である。なお、この人物はアニメ・実在を含めた全てのタイガーマスクの中で最強であると言う意見が存在する(事実、震災当時の兵庫県で暴力団などと闘い、負けた事がないとの事)。当時の被災地で、悪事を働く輩と闘う被災者の味方の象徴として、現在でも彼を「リアル・タイガー」と呼ぶ人が数多く存在する。なお、施設へのクリスマスプレゼントは、2009年をもって一旦終了した模様である。
o 2010年の年末から2011年の年始にかけて、各地の児童相談所や児童養護施設に「伊達直人」を名乗る者からの贈り物として、ランドセルなどの寄附が相次いでいる。こちらのケースも、現在のところ正体などは不明である。詳細はこちらを参照のこと。
* パロディとして、週刊少年ジャンプに連載された『ジャングルの王者ターちゃん』に「タスマニアタイガーマスク」という名のレスラーが登場している。
* 関連商品として珍しい物としては、「タイガーマスク二世」の劇中に登場するタイガーハリケーンのミニカーがポピーより発売された。タイガーマスクの専用車からカモフラージュ用の一般車両へと変形するというギミックが搭載されている。「チェンジマシン」シリーズ全3種のうちの1つとして発売され、他の2種類は「タイガーマスク二世」との関連は無い。のちにこの玩具のコンセプトを引き継ぐ形で「特警ウインスペクター」のウインスコードが企画・製品化されている。
* 2007年、中央競馬にデビューした競走馬タイガーマスク(父・キングマンボ)は馬主が獲得した賞金及び調教師が獲得した進上金を全額児童養護施設に寄付する、と発表して話題になった。なお、同馬のメンコ(覆面)はタイガーマスクのものをモチーフにしている。
* 劇中で語られる「虎だ、お前は虎になるのだ」のフレーズは、数多くのマンガ、アニメ、ドラマや小説などで、引用されたり改変されたりしてたびたび使用される。
* テーマ曲は現在も非常に人気が高く、テレビ番組で虎やそれにまつわる事物を題材にしたコーナーがあると、よくBGMとして使用されている。2008年のTBS『スーパーサッカー』内のコーナー「ボレーの虎」では、OP曲だけでなく、失敗した際にED曲の物悲しいメロディーが流れている。
* 2010年6月14日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)でワタミの渡邊会長が父の会社の経営が行き詰まり、多額の借金を背負い貧しい暮らしを送る少年時代に『タイガーマスク』を読んで主人公が逆境から這い上がる姿に勇気づけられ、当時の自分に不屈の精神を教えてくれたヒーローとして紹介されている。さらに主人公が試合でつかんだファイトマネーを孤児院に寄付する姿に強く感動し、現在では渡邊会長自身もカンボジアへ児童養護施設を設立している。
* 作詞の木谷梨男はプロデューサーの斉藤侑のペンネームである。

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実在のタイガーマスク


新日本プロレスは、アニメ・タイガーマスク二世とのタイアップで1981年に覆面プロレスラーとしてタイガーマスクをデビューさせた。その為、コスチュームは二世のものが採用されている。その後、全日本プロレスやみちのくプロレスにおいても登場し、2010年現在までに正式にタイガーマスクを名乗ったレスラーは5人いる。現行の「タイガーマスク」は4代目となる。[1]その他にもタイガーマスクのライバルとして登場したブラック・タイガーや、非公式に名乗ったタイガーマスク、さらにはタイガーマスクを模したレスラーも存在している。
初代

詳細は「佐山聡」を参照

イギリス遠征中だった佐山聡が、新日本プロレスの意向を受け極秘帰国し、タイガーマスクに扮して1981年4月23日蔵前国技館でダイナマイト・キッドを相手にデビューした。ジュニアヘビー級戦線で活躍、空中殺法が人気を博し、一大プロレスブームを巻き起こした。当時の子供達はタイガーの正体が誰かと噂しあった。タイガーマスクの権利者だった梶原一騎は漫画『プロレススーパースター列伝』の原作者として作品に現実のタイガーマスクを登場させ、一部にフィクションを織り交ぜながらタイガーマスクの人気に拍車をかけた。 しかし、人気絶頂期だった1983年8月10日、佐山は突如として新日本プロレスへ契約の解除を一方的に申し入れ、現役引退を表明した。 その後再びプロレス復帰し、現行のタイガーマスクとの混同を避けるために「初代タイガーマスク」「ザ・マスク・オブ・タイガー」「タイガー・キング」などのリングネームを使用した。 現在は「初代タイガーマスク」名義での活動が多い。

2代目

詳細は「三沢光晴」を参照

初代タイガーマスク引退の約1年後、1984年8月26日全日本プロレス田園コロシアム大会で、当時メキシコ遠征中だった全日本所属レスラーの三沢光晴が2代目タイガーマスクとなり、ラ・フィエラを相手にデビューした。ジュニアヘビー級戦線で活躍していたが、1985年10月にヘビー級へ転向した。2009年現在、ヘビー級で活動した経験があるのは、2代目タイガーマスクのみである。

若手選手のリーダー格として若手の奮起を促し、さらに田上明、仲野信市、高木功、高野俊二等と共に決起軍を結成し、さらなる若手の台頭を狙った。

1990年に天龍源一郎等の大量の選手が全日本プロレスを離脱したため、残った選手による全日本マット活性化のために素顔に戻る事を決意し、5月14日東京体育館大会のタイガーマスク&川田利明対谷津嘉章&サムソン冬木戦の試合中に、突如としてパートナーの川田に自身のマスクの紐を外すよう指示、自らの手でマスクを脱ぎ捨てた。奇しくも自らマスクを脱いで最終戦で正体を明かしたアニメ『タイガーマスク二世』と同じ結末を迎えた。

なお、2009年6月に試合中の事故で死去している。

3代目

詳細は「金本浩二」を参照

新日本プロレスの1992年3月1日横浜アリーナ大会において、新日本プロレス設立20周年の企画として、3代目タイガーマスクが登場した。正体は当時新日本所属の若手ジュニアヘビー級選手だった金本浩二。当初は記念試合として1回限りの企画の予定だったが、好評なため、その後数度の単発登場を経て、1993年5月3日の福岡ドーム大会において獣神サンダー・ライガーを相手に正式デビューを果たした。

しかし、自らが得意とする(あるいは理想とする)ファイトスタイルと、タイガーマスクとして求められるファイトスタイルの差に苦しみ、思うような結果が出せず、1994年1月4日の東京ドーム大会における獣神サンダー・ライガー戦の後にマスクを脱ぎ捨てた。正デビュー前の単発登場期間を除けば、歴代の内でもっとも活動期間が短いタイガーマスクである。

4代目

詳細は「タイガーマスク (4代目)」を参照

2009年現在、現行のタイガーマスクは4代目となる。スーパータイガージム出身でみちのくプロレスを経て現在は新日本プロレス所属のタイガーマスクである。 本名は非公開[2]。 初代タイガーマスク・佐山聡自身の指導を受けた唯一のタイガーマスク。また、他のタイガーマスクは最初は素顔でデビューしたのに対し、4代目は唯一、デビュー時から「タイガーマスク」を名乗っている。

1995年7月15日の後楽園ホール「'95格闘技の祭典」興行において、ザ・グレート・サスケを相手にデビュー。当初はフリーランスで、以後、みちのくプロレスに入団して活動する。

2002年頃から新日本プロレスに参戦し、同年12月16日付けで新日本プロレスに移籍、現在に至る。 歴代タイガーマスクの中でタイガーマスク歴最長である(2010年12月現在)。

5代目


2010年7月18日、マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟の真樹ジム主催興行BREAK-4「KICK GUTS 2010梶原一騎24回忌追悼記念・第13回梶原一騎杯」にて、初代タイガーマスクとタッグを組んでデビュー[3]。

10月、全日本プロレス岐阜大会にて鈴木みのるとタッグを結成し初参戦している。今後は、いろんな他団体でスポット出場していく。所属はフリーランス扱い。

初代アニメ版を意識したコスチューム・マスクで登場。

正体は不明だが、真樹曰く『新人ではなくキャリアのある現役プロレスラー』と発表している。

なお、現在「タイガーマスク」名義で4代目が現役活動中であり、そのため5代目は「5代目タイガーマスク」の名称を用いている(活動している団体は、それぞれ別である)。

映像化

* 2004年に哀川翔主演(タイガーマスクを追跡する記者役)映画『真説タイガーマスク』が公開されタイガーマスク役は船木誠勝が演じ、初代の佐山聡もトレーナー役で出演している。
* 2010年パチンコ『FEVERタイガーマスク』のTVCMにてタイガーマスクやマンガ・アニメでの悪役レスラーの実写映像が放送されている、なお現行の四代目ではない[4]とされたが、2010年10月31日放送のC-Maniaに丸藤正道が出演し全レスラーの演者はプロレスリング・ノアの所属選手と語ったが、タイガーの正体は「CMをよ?くチェックして下さい」とはっきりとした回答はしていない。しかし、Gyao!で公開されたタイガーマスクのメイキングの映像、および2010年12月22日にフジテレビ系列で放送されたテレビ番組『とくダネ!』内のコーナーにて、正体が丸藤であることが明かされた。

エピソード


* 1997年10月12日に両国国技館で開催された梶原一騎没後10年追悼記念興行「'97格闘技の祭典SPECIAL」において、4人のタイガーマスクが一堂に会するタッグマッチ(初代、4代目対2代目、3代目)が行われた。その際、2代目タイガーマスクの三沢光晴はスケジュールの都合で不参加となり、代わりに同じ全日本プロレス所属の金丸義信が代理出場した。この場合、5代目とは呼ばず「2代目の2代目」「2代目代理」などと俗に呼ばれる。

* 実在のタイガーは、リングネームこそタイガーマスクではあるものの、初代タイガーはアニメ『タイガーマスク二世』とリンクしたキャラクターである。そのため、正確な呼称は“タイガーマスク2世”となるが、実在のタイガーマスク(佐山聡)のインパクトの方がアニメ版二世のそれよりも圧倒的に大きかったため、現在に至るまで、そのことについてあまり世間に知られていない。

* 初代タイガーマスクの成功から、タイガーマスクに扮したレスラーは、皆ジュニアヘビー級で戦っている。2代目の三沢も、変身して1年あまりジュニアヘビー級で戦い、その後ヘビー級に転向した。漫画のタイガーマスクは体格こそジュニアヘビー級の選手と大差ないが、対戦相手はヘビー級に属するレスラーばかりであり、事実上ヘビー級のレスラーであるといえる。

* タイガーマスクを助ける謎の覆面レスラーとして『ザ・グレート・ゼブラ』(正体はジャイアント馬場)が登場する。実在のプロレスラーとして、これをモチーフにした同名のレスラー(正体は高野拳磁)がみちのくプロレスに登場している。

非公式その他のタイガーマスク

ブラック・タイガー
新日本プロレスには、タイガーマスクのライバルとして、黒い虎のマスクをかぶったブラック・タイガーが登場した。タイガーマスク同様、歴代のレスラーがいるが、必ずしも歴代タイガーマスクに合わせて登場しているわけではない。

タイガー・エンペラー
プロレスリング・ノアにおいてタイガー・エンペラーが登場。正体は鈴木鼓太郎だと言われている。

タイガースマスク
大阪プロレスにはタイガースマスクが在籍する。公式には阪神タイガースにちなんだ名前である。歴代タイガーマスクと絡んだのは、2007年9月、みちのくプロレス「第4回ふく面ワールドリーグ戦」準決勝で4代目との直接対決。(結果はタイガーマスクの勝利)

タイガマン
主にインディー団体で活動しているタイガーマスクに似たマスクをかぶってるアンコ型体型のレスラー[5]。

エル・ガトー
1996年にアメリカ合衆国のWCWに出現した、タイガーマスク風の覆面をかぶった東洋系マスクマン。正体は日系アメリカ人レスラーのパット・タナカ。6月16日に開催されたPPV『グレート・アメリカン・バッシュ』にてコナンのUSヘビー級王座に挑戦した[6]。ガトー(gato)とはスペイン語で雄ネコを意味する。

女子
女子プロレスにおいてもタイガーマスク風のレスラーがおり、タイガー・ドリーム(キャンディ奥津)やタイガー・エンジェル、タイガー・ハニーなどが登場した。

非公式のタイガーマスク
佐山聡以前にも、1971年にサムソン轡田が韓国で、虎のマスクをかぶって登場、対上田馬之助戦と対大木金太郎戦の2試合に出場した。劇画の人気に着目して虎の覆面でリングにあがったものだが、梶原一騎らの権利者の認可も得ていないものであり、歴代のタイガーマスクには数えられない。

佐山聡が新日本プロレスを退団したのち、新日プロの韓国遠征でプロモーターから『韓国もタイガーマスク人気があるので』タイガーマスクを出して欲しいと要請されて急きょブラック・キャットが虎の覆面をかぶって出場している。リングネームは「タイガーマスク」ではなく、単なる「タイガー」だったと言われている、その後日本で一時期だけ猫をあしらった覆面を被って試合をしていたが(リングネームはそのままで)、短期間で素顔に戻っている。

1988年秋、新日本プロレス開催の「ジャパンカップ・イリミネーション・リーグ戦」で、スーパー・ストロング・マシーンのパートナーとしてザ・タイガー、ザ・ジャガーの2人が来日(外国人という触れ込みで)したが、正体はそれぞれ当時の若手選手の大矢健一(現・剛功)と笹崎伸司(引退)だとそれぞれが後に自ら語っている。

リッキー・フジがカナダ修行時代にタイガーマスクと酷似したマスクマンとして試合していた事もある、後に「覆面MANIA」でカルガリー・タイガーというリングネームで復活させている。

他にも企画などで単発的にタイガーマスク風のレスラーが登場したり、タイガーマスクに影響を受けたと思われる風貌のレスラー(レオパルド・ネグロ、フェリーノ、エクストリーム・タイガー、ティグレ・ブランコなど)が数多く存在する。

タイガーマスク運動

 この節は現在進行中の事象を扱っています。記事の内容は最新の情報を反映していない可能性があります。

2010年12月25日、「伊達直人」を名乗る人物によって、群馬県中央児童相談所へランドセル10個が届けられたことを皮切りに、全国各地の児童養護施設へ複数と思われる「伊達直人」による寄付が相次ぎ、差出人の名前と行動から「タイガーマスク運動」と呼ばれている[7][8][9]。寄贈された物はランドセルのほかに、プラモデルなどの玩具や筆記文具、現金なども贈られており[7]、寄付を受け取った施設の職員達は口々に感謝を述べている[10]。

またタイガーマスク以外にも、あしたのジョーの主人公「矢吹丈」[11]、肝っ玉かあさんの女優「京塚昌子」[12]、「桃太郎」[13]、天空の城ラピュタの「ムスカを愛するVIPPER」[14]、サクラ大戦の「大神一郎」[15]、凶弾に倒れた長崎市長「伊藤一長」[16]を名乗る人物達もこの運動に参加しており、これらの寄付は2011年1月11日までに43都道府県で実施され、総件数は111件になった[17]。

一覧

http://ja.wikipedia.org/wiki/タイガーマスクでご確認下さい。

脚注

1. ^ 佐山は復帰後は「初代タイガーマスク」他、5代目は「5代目タイガーマスク」として活動(5代目はいろんな他団体でスポット出場のみ)。
2. ^ 新日本プロレス公式サイト タイガーマスク
3. ^ 5代目タイガーマスクが鮮烈デビュー
4. ^ 新日本プロレス会員サイトのブログにて本人が語っている。
5. ^ 原色ヒーロー図鑑(アジアのヒーロー)より。
6. ^ “WCW Show Results 1996”. The History of WWE.com. 2010年11月29日閲覧。
7. ^ a b 「子供へ寄付」タイガーマスク運動広がる 「日本も捨てたものでない」と称賛の声 - 2011年1月10日 J-Castニュース
8. ^ 2011年1月9日放送のNHKニュース。
9. ^ 「すさんだ世相に善意の連鎖」?“タイガーマスク運動”各地で 47NEWS、2011年1月11日閲覧。
10. ^ 下関大平学園 たいへい通信(2011年の記録)
11. ^ 【タイガーマスク】今度は“あしたのジョー”からランドセル 手書きで「そろそろオレの出番かな」姫路」- 2011年1月11日 産経ニュース
12. ^ 【タイガーマスク】埼玉・越谷市役所には「肝っ玉かあさん 京塚昌子」からランドセル5個- 2011年1月11日 産経ニュース
13. ^ 「桃太郎」はきび団子つき…タイガーマスク便乗、各地で-2011年1月11日 asahi.com
14. ^ ねとらぼ:「ムスカを愛するVIPPER」ランドセルと「ラピュタ」DVD寄付- 2011年1月11日 ITmediaニュース
15. ^ 「来た!タイガーマスク【十勝】」- 2011年1月11日 十勝毎日新聞
16. ^ タイガーマスク:故長崎市長名でも 祈念像前にランドセル - 2011年1月11日 毎日新聞
17. ^ 2011年1月11日放送の報道ステーション。

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